感想垂れ流し日記

刀ミュ多め。といいつつ雑多な感想ブログです。舞台・ミュージカル等の感想を吐き出します。

年末年始その①〜パリ行って髑髏城行ってきた〜



あけましておめでとうございます!
らぶフェス2017がもう数ヶ月前に感じる…






今年は観たいやつを考え無しにむやみやたらに取らず、財布と相談しながら考えてチケット戦争に参加したいと思います。
刀をメインに他は我慢するぞ。




(と言いつつ既に陰陽師は観に行くの決定してる)
(我慢とは…?)









年末から年始にかけての観劇したやつの感想をまとめてお送り致します。



11月26日にスカーレットピンパーネル、
12月16日に髑髏城の七人 season月 下弦の月
12月17日に舞台 刀剣乱舞 ジョ伝三つら星刀語り、
(この間に19.20日と真剣乱舞祭)
1月6日にミュージカル黒執事-Tango on the Campania-





を観てきました。
どれもひたすら素晴らしかったんだけどいつもの如く記憶が曖昧な部分もある上に箇条書き感満載なので遠目で部屋を暗くして空っぽの頭でご覧ください。





※まとめてって言ったけどいつもの如く長すぎたので前半後半で分けました





下書きのまま1ヶ月放置とかよくあるよくある^^









稽古やら撮影やらで疲れてるのに毎日ブログ書いてくれる舞台俳優さんとかほんと尊敬する…ありがとう…













(あと今回ようやく改行の仕方を学んだのでめちゃくちゃ今更ながらやっと改行してますめちゃくちゃ嬉しい)(けど相変わらず読みにくくてすいません)












【スカーレットピンパーネル】




めっっっっちゃ面白かった…なぜ私は前回のちゃんともとかもっくん出てる時も観に行かなかったのか…


もともと大学の授業で宝塚の授業(ファンクラブ入ってる男の先生のほぼ趣味による授業)取ってた時にヅカのスカピンをDVDで(大教室の大スクリーンで)見た事があって、その時に


「宝塚って綺麗だからロミジュリ的なシリアス死ネタばっかりしてるイメージあったけど随所に笑いのシーンもあってシリアスな展開ばっかじゃなくて普通に面白い話もあるんだなぁ」


と宝塚への偏見が無くなった運命の一作だった事もあり、面白いのはわかってたから機会があれば観たいな〜とは思っておりました


そしたら今回は身体の半分が足で出来ている事で有名な東啓介くんが出ると聞き、お友達に誘って貰って観に行ったんですけども


いや〜〜もうほんと面白かった…さすが大御所が多いだけあって歌も雰囲気もセットもすーーごかった…



石丸幹二さんを初めて生で拝見したんですけど歌の伸びやかさも安定具合も連続で何日もやってる、しかもソワレの後半の歌声とは思えない凄さだった…私はこんな凄い人を今まで何も思わずテレビでタダで見てたのかと…これからは拝みながら見ようと思いました、それくらい流石な貫禄で格好良かった



マルグリット役の安蘭けいさん、やっぱり元宝塚なだけあってめーーちゃくちゃ華があって歌声も綺麗で二階後方席からでも輝いて見えたんだけど、まさかの私が大学時代に見たスカピンでパーシー役(石丸幹二さんがやってる旦那さん役)をやられてたお方でした。マーージーーで???と思った。運命かな。あの時はあんなにイケメンなパーシーをやって今はこんな美しいマルグリットを…
宝塚って凄いですね。今見たら絶対どどどハマりするから観に行かないって決めてる。



あととんちゃんはほんと手足が長すぎて二階から観てても出てきた瞬間に「あっあれとんちゃんだな」ってすぐわかった。ファンに優しい身体の構造してるねとんちゃん。
(終演後のピンパーネル団トークでも自分で「ステージ上でどこにいるかすぐわかる」って自己紹介してた)(このトーク皆さんめちゃくちゃ面白かった)
中世ヨーロッパ風の衣装が物凄く似合ってました。



パーシー率いるピンパーネル団の一員のハルって役なんですけど途中で椅子に座って紙に書くシーンがあって、その時の会場の気持ちは多分



(なんか椅子小さくない…?)



で統一されてた。
ちゃうねん椅子は悪ないねん…足が長すぎて椅子がついていけとらんだけやねん…とんちゃんに合わせたら他の人座れなくなるから…



マルグリットの元カレで悪役?敵役?のショーヴラン役 石井一孝さん、失礼ながら存じ上げなかったんですけど歌がまーーー大人の色気があるというかとてもお上手で後から調べたらミス・サイゴンとかレミゼ出てらっしゃる凄いお方でディズニー映画のアラジンではアラジン役で歌ってらっしゃると…そりゃ超絶上手いわ…



ヅカのスカピンでも思ったんだけど、このショーヴランって役はそんなめちゃくちゃ悪役!こいつが全て悪い!って事もなくちょくちょく笑えるシーン(に巻き込まれる)もあるし私は嫌いになりきれないキャラなのにラストは激闘の末、結構残酷にあっさりパーシーにやり込まれるんですよね…
マルグリットの事が大好きで彼女を手に入れたいっていうのが伝わってくるだけにあのラストシーンが個人的にはほんと切なくなるというか…
愛して欲しいだけなのに伝わらないし今のマルグリットは彼を好きになる事はない、交わる事はない想いが切ねぇ〜〜!!!ってなる。不器用な男なんですよショーヴランは、一人の女性を愛してるだけなんですよショーヴランは…ただちょっと手に入れようとする方法が方法なだけで…





ほんと観たことない方にはぜひ一度観て頂きたい、宝塚版もオリジナル?版もどちらも素敵で惹き込まれる面白さなので。そしてショーヴランについて誰か語ろう…。









【髑髏城の七人 season月 下弦の月



回るステージを初めて体験しまして…凄かった
いや回るのは聞いてたから楽しみにしてたんだけどまさか川があるとは思いもしなかった想像の斜め上いってた…
観てない人には「えっ川???」と思う方もいらっしゃるかと思うんですけど確かにそこには川があった。水が流れていた。本当に。しかも2パターン。
ラストシーン近くで大きい方の川で戦うシーンがあるんですけどなんかほんとに巨大スクリーンで大河ドラマを元にして巨額の予算つぎ込んだ大作歴史モノ映画見てるような気持ちになりました。舞台ってここまで色んなこと出来るんだな…


勿論専用のステージだからこういう事が出来るというのはわかってるけど、色んな規制が無ければ表現に上限は無いんだなと改めて思い知らされました。すーごかった。





↓以下興奮した感想の切れ端





・まぁ初っ端の鈴木拡樹は鈴木拡樹だとわからないくらい六天魔王だった誰これ????


いやほんと「鈴木くん凄いのはわかってるけど流石にこれじゃないでしょ〜^^」とか思いながら観てた愚か者で誠に申し訳ありません…
誰が何役とかをあんまり覚えずに行ったもんだからあれが鈴木くんと途中でわかった時の動揺ハンパなかった いや鈴木君の凄さを私はまだ全然わかっていなかった…
齢32で出せる迫力じゃなかったんだけど天魔王…
後ろから2列目のどセンターで見てたんだけど、この場所でこれなら前列の人とかもう天魔王に取り込まれてるんじゃ…??と思うくらい凄い迫力でした。


ちゃんともこと廣瀬智紀氏との例のシーンになった瞬間周囲で野鳥の会が増えてて思わずにやけた。私も双眼鏡持ってけば良かったな…ガン見したけど…



前知識なしでも全然楽しめる むしろキャストが誰なのかすら知ってなくてもストーリーだけでめちゃくちゃ楽しめますのでご興味ある方はぜひに( ^∀^)



廣瀬智紀は美しかった…雰囲気イケメンじゃなく本物のイケメンって遠目で見ても近くで見ても写真で見てもイケメンだからほんとズルいよね美しかったわ…
蘭兵衛の時の雰囲気も好きだけど蘭丸に戻ってからの狂いっぷりが好きでした。信長公を心底崇拝してて、蘭兵衛として生きてる間も心の片隅に隠してた蘭丸としての自分。それが天魔王の出現によって押し込めてたものが溢れて止まらなくなって…



髑髏城って織田信長は役としては一切出てこないのに「天魔王」と「蘭丸」を見てるだけでそのカリスマ性の凄さが伝わってくるのがカッコいいなと思う。でもスピンオフで信長公に仕えてた頃の二人を観てみたい気もする



いやほんとまだ観てない人には蘭丸見てほしい。天魔王との〇〇シーン見て欲しい。
この辺記憶がほんと曖昧なんですけど蘭丸の最期、天魔王を庇った形になったとこは彼の本質がやっぱり信長寄り…天魔王寄り?にあったんじゃないかなと感じました
(あそこで捨之介たち側に戻ってきたりしてたら私は多分蘭丸が嫌いになってたと思う)
あと天魔王は蘭丸の事が心底羨ましく妬ましく思うと同時に憧れというかなんというか信長公への想いと同じくらい執着があったんじゃないかなと
私は他の髑髏城を観た事ないから下弦の月への個人的な印象になるけどこの天魔王は圧倒的な存在感と同時にどこか脆い一面があるような。
認めたくない弱さを持つ自分への劣等感とかなんかいろんな感情が蘭丸に(捨之介にも)ありそうだなと思ってて終演後パンフ見たら鈴木拡樹氏さすが〜〜〜〜〜〜!!!!ってなったのでやっぱり彼は凄い。解釈違いが起こらない。なんか彼が演じてるのを観るとスッと入ってきてゆったり掬い上げられたり締め上げるみたいに首掴まれたりして惹き込まれるのが凄い。好き。
上弦も観たいな〜



ちゃんともが殺陣してるイメージがあんまなかったんだけど蘭兵衛らしさのある美しい動きで綺麗でした。無界の里って序盤は向かいの里だと勘違いしてたごめんね
(いやだって川の向こう指してたから…)


カテコ後のハケる時に極楽太夫をエスコートしてるのがちゃんともらしい優しい蘭兵衛だなと思った。私はちゃんともの顔と雰囲気と体型と文章力と会話力(のポンコツさ)がめちゃくちゃ好きなのでこれからものびのびと場を和ませる力を武器に育って欲しい。「天秤を揺らす。」のイベント映像を久々に見ようと思った。本当に爆笑して本当に元気が出るので本当にオススメです。



極楽太夫の羽野さんはめっちゃ歌がお上手で楽しかった、お母さんみたいな印象を受けました。と思ってたら実際2児のお母さんらしくて女性の強さを感じました。
ラストでそうなるだろうなと思ってたらやっぱりそういう流れになって、あっそっち行っちゃうんだ切り替え早いな!とは思ったけどあれも女性の強さが表れてるのかもしれない…
個人的には彼女の蘭兵衛への想いは恋じゃなくてもっと色んな強い感情と感じてたので今後一生蘭兵衛をズルズル引きずって独りで生きるのは違うように思うし蘭兵衛もそれは望んでないと思うし(そもそも蘭丸に戻ってからは太夫の事頭になさそう)、心のどこかに残っていた弱さに引きずられて蘭丸に戻っちゃった蘭兵衛とどこまでも強い極楽太夫。同じところにずっといる事はどのみち出来なかったんじゃないかなと感じました。
パンフにあった羽野さんの裏設定を読んだらまた違った視点で観れて面白いと思う。



あと宮野真守さん。
私は初めて彼を生で拝見したんですけどとりあえず足の長さと存在感が凄かった…スタイルの良さ…
後ろから2列目って結構な後ろだと思うんだけどこの距離でも表情とかが凄いハッキリよくわかるしあと声への感情の乗り方がさすがだなと思いました。
ネタ画像しか見た事なくて愉快なイメージしかなかったけどカッコいいんだな…とても口になんか突っ込んで凄い顔してるあの画像と同じ人とは思えなかった(最大級に褒めてる)



最後のカテコ前のとこも回るステージをフル活用してて初めての感覚だった!
演者さんが出てくるんじゃなくて自分達がくるくる回って移動する事でほんとにその空間にお邪魔してる感じ?その回の「髑髏城の七人」を観てきた道のり(本当に道のり)をみんなで辿る感じというか。
映画のエンドロールを見てるみたいな不思議な感覚で、「ステージが回る」ってこんなに新しい体験をさせてくれるのかって感動した。



ツイッターにも書いたんだけど、なんていうか夢と志と発想と遊び心を持った大人が金をかけて生み出した劇場に同じようなものを持った大人たちが集まって高尚な空間を創り上げてるって感じでした。


ここでしか見れない世界の為にお金をかけてて、チケット代にも納得な舞台でした。むしろ安くない?大丈夫??
金がある時期の私なら確実に3回は行ってた…ディズニーとはまた違うんだけど似た何かを感じました。ほんと素敵なキャストさんばかりでDVD見ながら飲みつつ夜通し語りたいレベル。松岡広大くんとかどんな動きもめっちゃ軽く動いてたるように見えたしナルトのイメージが強かったんだけど霧丸も凄く合ってた…真っ直ぐな少年役が似合うのかな



思ってたより笑える要素が多くてほんと楽しかった!
これ宝塚にも思ってた事だけどやっぱり実際見てみると自分の思い込みがどれだけ損をしてたかよくわかる…
観劇にハマってからはこの世界には面白くて人生を楽しくさせてくれる存在がまだまだいっぱいあるんだろうなとよく感じます。私が知ろうとしてないだけだな〜


今までの髑髏城を全く見たことなくて劇団☆新感線さんの作品もこないだテレビでやってた「薔薇とサムライ」しか見たことなかったんだけど、 (それもすごい迫力だった、女性陣の歌声素敵だったし天海祐希様は流石でしたし神田沙也加が可愛すぎたのでオススメの作品)


人気の理由がよくわかりました。



全体的にお客の年齢層が高めに感じたし大人の男性もちらほら見かけたのが新鮮だった、
この髑髏城は私の人生において観に行ってよかった作品TOP3にめっちゃくちゃ入りました。また観たいな〜!







(あと「農具は友達、呼べば必ず来てくれる」は個人的ヒット台詞2017のベスト3に入った)










〜後半へ続く〜